」から始まる釣り用語・釣り道具の一覧

仕立(したて)

仕立とは、船を貸しきることね。「したて」って読みます。

カッコ良く言うとチャーターか。仕立の反対は乗合(のりあい)ね。乗合と違って、船を仕立てると知らない人が乗っていないので気が楽だったり、集合時間や帰港時間など色々と融通が利くという利点があります。その日の状況に応じて、朝一番は真鯛を狙って、その後アジやサバを狙うとか、カサゴを狙うなど、2種類の狙いを組み合わせて釣ることもできるしね。

船を一隻貸しきるので、ある程度の人数がいないといけない。と、いうかある程度の人数がいないと一人当たりの船代が高くつきます。まあ、一人で船を貸しきる人も中にはいますが・・・。人数が集まれば乗合船と同じくらいの船代で乗船が可能になります。船を仕立てて、気の合った仲間でのんびりと釣りを楽しむというのは、ホント気分がいいものですぜ。

締める(しめる)

締めるとは、釣った魚の鮮度を保つために、魚の息の根を止めること。要は殺魚行為。

釣った魚をバケツの中に放置したりすると、魚が苦しんで死んでゆき、魚の血が体内にまわったりして、身に生臭い臭いがついたりする場合があります。魚の鮮度を保ち、持ち帰って美味しく食べるためにも、船の生簀等で生かしておく場合以外、釣った魚はすみやかに締めておきましょう。

↑矢印活きの良さにこだわる人には、魚の神経を潰す神経絞め用の道具もあります。

シケ(時化)

シケ(時化)とは、風やうねりで波が高く、海が荒れている状態のこと。ひどく波が高く、海が大荒れの状態を「大シケ」といいます。

『シケ(時化)』の反対は『なぎ(凪)』ですね。海がシケていても、魚の活性が高いことがあります。少しくらいシケていても船が出ることはありますが、大シケの海に無理して出て行ってはいけません。

釣り人は海で死んではいけません。絶対に。

潮止まり(しおどまり)

潮止まり(しおどまり)とは、満潮から干潮へ、または干潮から満潮へと、潮の流れが変わる際に、潮の流れが止まってしまうことをいう。

潮止まりの時は、魚の活性が下がり、釣りづらくなります。(要は釣れない・・・)

時合(じあい)

時合(じあい)とは、魚が餌を食べる気になっているチャンスタイムのこと。

船釣りの場合、潮が動く時間によって、時合が訪れたりします。一日のうちにそう何度もありませんから、時合は逃さないようにしましょうね。

潮(しお)

潮(しお)とは、潮流のこと。海流の流れ。魚は潮の流れ方によって食欲が左右されるようで、魚の食い気が良い潮を「潮が良い」とか「良い潮」などと言い、魚の食い気の悪い潮の流れを「潮が悪い」などと言いますが、これは釣り人側の勝手な言い分ですかね(笑)

流れが悪かった潮が、流れてきて魚の食い気が上がってくると「潮が効いてきた」などと言ったりもします。あとよく言われるのが潮の速い、遅い。潮が速いとあっという間に仕掛けやコマセが流されてしまいます。そもそもポイントに仕掛けを入れるのも難しくなりますし、アタリも取りづらいです。潮が速いと釣れないというわけではありませんが、非常に釣り難い状況と言えます。

仕掛け(しかけ)

仕掛け(しかけ)とは、糸、ハリなどで出来た魚を釣るための道具。

真鯛仕掛け、コイ仕掛け、といった感じで釣る魚によって前に名前がついていたりする。

いろいろな仕掛け

潮見表

潮見表とは、大潮や小潮など、その日の潮回りについて早見表のこと。

潮汐や、満潮/干潮の時間などが書いてあります。また、潮見表は潮汐表ともいいます。

インターネットでも潮見表を見ることが出来ます。いくつかサイトがあるので参考にしてみて下さい。→潮見表

潮変わり

潮変わりとは、潮が流れていた方向が変わること。

満ちていた潮が引いていく時、また逆に引いていた潮が満ちていく時、魚の活性は高まります。潮変わりの時はまさに時合。チャンスタイムだけに気合を入れて釣ろう。