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乗合(のりあい)

乗合とは、例えば真鯛狙いの船に、真鯛を釣りたいと思う釣り人が乗りあわせていくこと。「あいのり」ってやつですね。貸切(チャーター)である仕立と違って、見ず知らずの人と乗りあわせるので、人によっては気疲れしたりします。乗合船は大型のことが多く、釣り客が少ないと大名釣りができる反面、人気のある釣り物や、乗っ込みなど、旬な時期には釣り客が多く、オマツリが多発するなどして釣りづらい場合もあります。

人数が揃わないと一人当たりの船代が高くなる仕立と比べ、一人で低料金にて気軽に船に乗れることも乗合のメリット。事前に予約が必要な場合もありますが、予約不要の船宿も多いので、急に休みが取れた時など、思い立ったらすぐに乗れることも嬉しい。

仕立と違い、融通が利かないこともある乗合船ですが、乗合船にはとても上手な釣り客がいることも多いもの。やたらと釣る人がいたら、その人の釣りを観察したり、話しかけて教えて貰ったり出来ることが乗合のいいところでもあります。「釣りが上手になりたかったら乗合船に乗るべきだ」と、おっしゃる先輩も多いんですよね。

乗っ込み(のっこみ)

乗っ込み(のっこみ)とは、魚の産卵のこと。

乗っ込みの時期(要は魚の産卵期)は、普段水深が深い場所に住んでいる魚が浅いところに産卵に来るため釣りやすく、また大型が釣れる可能性も高いので釣り人にとっては魅力的な時期。真鯛釣りなど特に盛り上り、新聞やスポーツ紙の釣り欄に『真鯛乗っ込み!』とか『ノッコミ本番!!』など見出しが並ぶ。

黒鯛(クロダイ/チヌ)も普段はあまり船釣りのターゲットにならないけど、春の乗っ込みの時期は船で狙うこともあります。またこれが結構釣れるんだよね・・・。

納竿(のうかん)

納竿(のうかん)とは、釣りを終了すること。

納竿って、なんとなく文学的な響きがしますな。沖釣りじゃあまり使わない言葉かな。「沖上がり」という言葉が納竿と同じ意味あいで使われることが多いですね。