レアメタルの危機

レアメタルって何だかわかります?


wikiの定義だと


レアメタル(希少金属)は非鉄金属のうち、様々な理由から産業界での流通量・使用量が少なく希少な金属のこと。 レアメタルは非鉄金属全体を呼ぶ場合もあるが、狭義では、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等のベースメタル(コモンメタルやメジャーメタルとも呼ばれる)や金、銀等の貴金属以外で、産業に利用されている非鉄金属を指す。


ってことになりますね。
もっと詳しくは、Wikipediaの解説をどうぞ。


レアメタルは、国際的な定義って今のところないみたいです。日本では、経済産業省が31種類の金属をレアメタルに指定しています。


こんな感じ

ニッケル    Ni
クロム        Cr
マンガン    Mn
コバルト    Co
タングステン    W
モリブデン    Mo
バナジウム    V
ニオブ        Nb
タンタル    Ta
ゲルマニウム    Ge
ストロンチウム    Sr
アンチモン    Sb
白金族        Pt,Pd
イルメナイト    FeTiO3
ルチル        TIO3
ベリリウム    Be
ジルコニウム    Zr
レニウム    Re
リチウム    Li
ホウ素        B
ガリウム    Ga
バリウム    Ba
セレン        Se
テルル        Te
ビスマス    Bi
インジウム    In
セシウム    Cs
ルビジウム    Rb
タリウム    Tl
ハフニウム    Hf
赤土類(レアアース)    Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu


レアメタルの国際市場化価格は、近年高騰しています。ネオジムはハードディスクの磁性材、コバルトは携帯の充電池に使われていたりと、需要が高いんですね。また、中国をはじめとして、自国内での需要を重視し、レアメタルの生産や輸出に制限をかける国があるのも価格高騰の一因だと言われています。


さて、こんな状況において、何らかの形でレアメタルに携わる企業が考えることといったら、レアメタルの代替材料の開発や、使用済み製品のリサイクル促進、そして再利用といったあたりですかね。まあ、基本的には、3Rの考え方にのっとるんでしょうね。

えっと、3Rは

  • reduce        リデュース:廃棄物の発生を抑制する
  • reuse        リユース:再利用を促進する
  • ricycle        リサイクル:再資源化する

ってことね。

で、最近、携帯電話の回収に対して、注目が集まっているわけですね。でも残念ながら携帯電話の回収は、いい調子にはなっていないみたいです。まあ、そうは言っても、そのうち再資源化の重要性にみんな気づいてくるとは思うんだけどね。

あと、うちにもあったけど、すごく昔のパソコンとか。今は、廃棄するのにお金がかかるから、細かく分解して普通の燃えないゴミとして廃棄したりする人もいるんじゃないかな。このあたりももう少しどうにかならないだろうか。


レアメタルに限らず、この手の話は、人の意識のみに頼っていては、なかなか上手くいかないと思います。温室効果ガスの削減だって、経済的に利益を得る仕組みにするからこそ、各国及び各企業も本腰入れて取り組みますからね。


こういう仕組み作りは、やはり欧米は上手なんだよね。理想論だけではなく、しっかり結果がでる仕組みにするもんね。まあ、いいところは見習っていきたいものです。


というわけで、今日はここまで。




  
  

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